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低周波発振機の製作 PSN製作用超低周波発振から100KHzまでの通常サイン信号発生

低周波発振機と位相計を同一ケースに収めたPSNでSSBをはじめるには便利な計測器です。

   
 標準の低周波発振機として動作。Freqつまみで周波数を変化。
 デフォルトは1000Hzで発信。
   8段80dB設計のPSNデータがメモリーされている。
  写真は上列の1段目12.602Hzが発振されている。

超低周波発振の回路です。(DDS−IC、AD9851を10MHzクロックで動作させます)

製作

操作の仕方

 
 内部の配置・配線等です。右上2個のBNCが位相差を測定する入力です。
 DDSから奥の方、水晶発振子やロジックIC、TC5081などがあるのは外部
 のGPSからロックされた100KHzを入れ絶対値的な周波数を発振する為で
 す。通常は10MHzのTCXOで十分です。
左のDDS発信部と右の位相計の配置です。後面パネルに
見える7ピンソケットは外部への+-12Vの電源供給。
テストすべき AFPSNの オペアンプの電源として使います。

位相計・PHASE METERの製作

上の写真、右側の小さいほうの基板が位相計です。回路図面を示します。

アナログデバイスの AD734AQ という掛算器を使います。IN-1 と IN-2 の位相が90度になると W 出力がゼロボルト
になります。リレーないしトグルスイッチで X1 Y1 は待機時はGNDに落として、VRでメータをゼロアジャストしておきます。計測時
に被測定物がつながり位相が測定されます。入力が 1〜2V あれば0.1度精度で位相が測れます。
47KΩ、47uFのローパスフィルターはこの値周辺が適当かと思います。大きすぎると反応が遅くなり、小さすぎると数Hzの信号測定時に
メータがぶれ過ぎます。またAD734の動作が安定するまでは1〜2時間がかかります。十分 aging(?) してから計測してください。